診療内容

診療内容

湿疹、ニキビ、アトピー性皮膚炎、じんましん、ヘルペス、いぼ、鶏眼・胼胝などの一般的な皮膚疾患の治療に加え、シミ、肌トラブルなどの美容的なお悩みも遠慮なくご相談ください。

当院では患者様のニーズに合わせ、やさしくわかりやすいご説明を心がけております。

また、ケミカルピーリング、イオン導入、フォトフェイシャル、巻き爪のワイヤー治療、プロペシア内服による男性型脱毛症(AGA)の治療、各種基礎化粧品などの自費診療もおこなっております。

一般皮膚科

主な疾患

アトピー性皮膚炎接触皮膚炎にきびじんましん、脂漏性皮膚炎、てあれ、熱傷
単純ヘルペス帯状疱疹、乾癬、掌蹠膿疱症、おむつかぶれ、乳児湿疹、陥入爪、老人性イボ、ウイルス性イボ、水いぼ、とびひ、鶏眼、胼胝、皮脂欠乏性湿疹、皮膚腫瘍、脱毛症、アレルギー、白癬、カンジダ症、薬疹、床ずれなど

検査と治療

検査と治療

  • 顕微鏡検査
  • 採血によるアレルギー検査
  • 皮膚生検
  • 皮膚科手術
  • 金属パッチテスト
  • ダーマスコープによる診断
  • 液体窒素やレーザーによるいぼの治療
  • 水いぼの摘出
  • フェノール法による陥入爪手術
  • 鶏眼、胼胝のけずり
  • エキシマライト光線療法
  • ボトックスによる腋窩多汗症の治療
  • 多汗症のイオントフォレーシス治療
  • パッチテストパネルを用いたパッチテスト
  • アトピー性皮膚炎のデュピクセント治療
  • 蕁麻疹のゾレア注射

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は乾燥による「皮膚バリア機能異常」と、免疫の異常によって起こる「アレルギー炎症」、「かゆみ」の3つの要素が互いに関連しながら発症します。そのため、治療も三位一体で考えていくことが重要です。

治療の基本は薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策です。薬物療法が治療の中心になりますが、清潔を保ち、皮膚のバリア機能を補うための保湿は重要です。また、汗やアレルゲン(細菌やダニ、ホコリ、一部の人は食物)の刺激を避け、ストレスをためずに規則正しい生活を送ることも大切です。薬物療法はアトピー性皮膚炎のガイドラインに沿った治療を基本とし、重症・難治性の方にはシクロスポリン内服、光線療法、デュピルマブ注射、ミチーガ注射、JAK阻害剤内服を提案することもあります。

[治療法]

  • 保湿 ワセリン、プロペト、ヘパリン類似物質(軟膏、クリーム、泡、スプレー、ローション)
  • 外用剤 ステロイド軟膏、プロトピック軟膏、モイゼルト軟膏、コレクチム軟膏
  • 内服薬 抗ヒスタミン剤、シクロスポリン内服、JAK阻害剤、漢方薬
  • 注射薬 デュピクセント、ミチーガ

[採血検査]

  • 血清TARC値(アトピー性皮膚炎の重症度の指標になります)、View39項目アレルギー検査、血清総IgE値

接触皮膚炎

接触皮膚炎は、一般には「かぶれ」ともよばれ、原因となる物質が皮膚に接触し、それが刺激やアレルギー反応となってかゆみを伴う皮疹があらわれます。接触した部分に赤みや水疱が生じる場合があります。

[治療]
短期的にステロイド外用剤を使用します。症状が強い場合は抗ヒスタミン剤内服やステロイド内服薬が必要になる場合があります。

[検査]
パッチテストパネルあるいは金属によるパッチテスト

にきび

にきびの主な原因は、「毛穴の閉塞」、「皮脂の過剰な分泌」、「アクネ菌の増殖」です。思春期に増加する男性ホルモンには皮脂の分泌を高める性質があります。思春期にニキビの発生が多いのは、この影響が大きい要因の一つです。また、もともと脂性肌であったり、糖分・油分の多い食生活やストレスの増加、睡眠不足などもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながり、ニキビの発生、悪化の原因となってしまいます。

当院では、まず保険診療でどの治療を受けると良いか判断していきます。大体は、保険診療で治療し、難治性であったり、にきび痕の治療には必要に応じて自費診療のご提案をいたします。

[治療]

じんましん

じんましんは、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。蚊に刺された時に起こる皮膚の変化に似ていますが、虫刺されは後にしこりのようなものが残ったり、表面がじくじくして周囲まで腫れてきたり、数が増えたりするのに対し、じんましんは跡かたなく消えてしまうのが特徴です。膨疹の大きさは1-2ミリ程度のものから体表の大部分を覆うほどのものまでさまざまで形も種々あります。

[種類]

  1. 急性じんましん:毎日のように繰り返し症状が現れるじんましんのうち発症して1カ月以内のもの。細菌、ウイルス感染などが原因となっていることが多い。
  2. 慢性じんましん:毎日のように繰り返し出没し、発症して6週間以上経過したもの。原因が特定できないことが多い。
  3. 物理性じんましん:機械的擦過や圧迫、寒冷、日光、振動といった物理的刺激により起こる。
  4. コリン性じんましん:入浴や運動などで汗をかくと現れるじんましん。小児~若年成人に多い。
  5. アレルギー性じんましん:食べ物や薬剤、昆虫などに含まれる特定物質(アレルゲン)に反応しておこるもの。アレルゲンに結合するIgEという血清タンパクが関与する。
  6. イントレランス:アスピリンなどの非ステロイド系消炎鎮痛剤、色素、造影剤、食品中のサリチル酸などにより起こるじんましんでIgEが関与しない。
  7. 血管性浮腫:唇やまぶたなどが突然はれあがり、2-3日かかって消える。かゆみを伴わない。まれに遺伝性のものである場合がある。

[治療]
原因がはっきりしている場合は、発症の原因・誘因を避けることが大切です。しかし、原因不明な場合が圧倒的に多くみられ、抗ヒスタミン剤内服による治療が基本になります。なかなか治らない慢性じんましんの場合はゾレアという注射薬を4週おきに使用します。12歳以上の方が対象になります。

単純ヘルペス

口唇ヘルペスは、唇やその周りに軽い痛みを伴う水ぶくれができる病気です。風邪や発熱、ストレス、生理前などで免疫力が落ちている時に症状がでます。はじめに唇にチクチク・ピリピリという違和感があった後、痛みを伴う水疱が数個でき、3-5日程度でかさぶたになって治る、という経過をたどります。体や性器にも繰り返しヘルペスができることがあります。

[検査]
水疱やびらんがあり、単純ヘルペスかはっきりしない場合、擦ってウイルスがいるかどうか調べる迅速検査を施行することがあります。

[治療]
口唇ヘルペスの市販薬はすべて外用剤ですが、症状に応じて内服薬での治療を選択することが多くあります。

また、2-3カ月ごとに繰り返す場合は、痛みや前駆症状を感じたらすぐに飲めるよう次の分を処方(PIT)することができます。すぐに薬をのむと再発ごとの症状を軽くすることができます。性器ヘルペスを毎月のように繰り返す場合は、毎日薬をのんで症状を抑えることができます。

帯状疱疹

帯状疱疹の初期症状は左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどです。痛みを伴う発疹はまもなく水疱に変化すると次第に増数し、一部には膿がたまります。その後かさぶたになって皮膚症状は治癒し同時に痛みも治まります。皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛とよばれる合併症で、一定の頻度で発症します。

発症部位も様々で、頭部・顔面は20%弱、上肢~胸背部が約30%、腹背部が約20%です。

[検査]
水疱やびらん面があり、帯状疱疹か疑わしい病変の場合は擦って迅速検査を施行することがあります。

[治療]
原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。発疹とともに現れる痛みと、その後神経が損傷されることにより長く続く痛みに分けられ、それぞれに合った痛み止めを使用します。

[予防]
50歳以上の人は帯状疱疹の発症率が高くなる傾向がありますので、予防接種を受けることができます。ワクチンを接種して免疫の強化を図ろうとするのが予防接種です。発症を完全に防ぐものではありません。接種ができない人、あるいは注意を必要とする人もいますので、接種にあたって心配な方はご相談ください。

当院では生ワクチン(ビゲン)、不活化ワクチン(シングリックス)2種類があり、接種にあたり事前に予約が必要となります。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

顔や頭など皮脂分泌が盛んな部位にかゆみ、赤み、フケなどの症状としてあらわれる脂漏性皮膚炎は、症状が良くなったり、悪くなったり繰り返しやすい疾患です。必要に応じ、抗真菌剤の外用、ステロイド外用剤、ビタミン剤内服等の併用治療をします。

肝斑

主に30~40歳代の女性で頬骨あたりに左右対照に生じる褐色斑です。ホルモンの影響や妊娠、ピルの内服、多量の紫外線暴露が原因となり出現するといわれています。治療としてはビタミンC、トラネキサム酸の内服、ぬり薬では自費診療でハイドロキノンやトレチノインなどの美白剤を使用します。

皮膚科手術

当院では、皮膚科外来診療時間外の9時半頃より手術をおこなっております。手術が最善の治療法かどうか、事前の皮膚科医による診察をしたうえで、手術日程の予約が必要です。安全に検査を行うために血液検査を実施いたします。
手術日以降は創部の状態確認のため、1回~数回ご来院していただき、抜糸の流れになります。通常、病理組織検査結果は抜糸時にお伝えしています。

エキシマライト光線療法

エキシマライトとはXecl(キセノンクロライド)光源を用いたUVB照射装置で308nmの単波長を選択的に高出力で出すシステムです。皮膚局所免疫を低下させることにより、以下の疾患に効果があります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 尋常性乾癬
  • 尋常性白斑
  • 掌蹠膿疱症
  • 類乾癬
  • 慢性苔癬状粃糠疹
  • 円形脱毛症
  • 結節性痒疹
  • 異汗性湿疹

照射すべき病変部にエキシマライトを照射していきます。弱めから徐々に出力を上げていき1週間に1回程度 約6-12週でかゆみ、水疱等の湿疹が軽快しはじめます。回数や期間には個人差があります。

イオントフォレーシス

イオントフォレーシス

イオントフォレーシス治療は、電流を通電することにより生じる水素イオンが汗孔部を障害し狭窄させることにより発汗を抑制するといわれ、手掌 足底の多汗症に対する治療効果が多数報告されています。欧米では、多汗症に対する一般的な治療法とされ、本邦の多汗症診療ガイドラインでも掌蹠多汗症では推奨度Bとなっています。

保険適応があり、3割負担の方で1回施行につき660円の施行料がかかります。

美容皮膚科、自費診療

主な疾患

ニキビ、しみ、そばかす、眉間のしわ、肌あれ、ほくろ、いぼ、男性型脱毛症(AGA)など

治療、各種基礎化粧品

治療、各種基礎化粧品

トレチノイン

トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、我々の体に必要な成分です。トレチノインは、細胞の形態制御や分化増殖作用を示すことから、シミをはじめ種々の色素沈着、ニキビ、小じわなどに適応があり、多くの臨床報告がされています。
アメリカではFDA承認の元、30年以上にわたりにきびやしわの治療に使用され安全性が確立されています。

トレチノインの皮膚への作用

  1. 角層をはがします(ピ―リング作用)。
  2. 表皮細胞の分裂・増殖を促し、皮膚の再生を促進するため、シミの改善に効果的です。(表皮細胞が入れ替わり、皮膚の代謝が促進します)
  3. 皮脂腺の働きを抑え皮脂の分泌を抑えるため、毛穴径の縮小・にきび症状を改善します。
  4. 真皮層でコラーゲン産生を促すため、皮膚の張りと小じわ、ちりめんじわの改善をもたらします。
  5. 表皮層内でのヒアルロン酸など保湿性の高い成分の産生を促すため、肌のうるおいが高くなります。

当院ではトレチノイン0.05は3,300円  0.1は3,850円にてご購入できます。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは細胞組織へ短い電圧パルスを与え、数秒~数分間角質細胞の細胞膜に電気的な穴をあけた状態にし、その時間内に薬剤を肌の奥まで導入する治療です。痛みや治療後の赤みなどのダウンタイムがありません。
また、従来のエレクトロポレーションと比べ、冷却を加えることで血管が収縮し、導入した薬剤が皮膚に長時間とどまるため、効果をさらに発揮できます。
フォトフェイシャル、ケミカルピーリングとの併用が可能です。施術は事前の予約が必要です。医院への直通電話(03-3318-8048)あるいは直接受付での予約をお願いいたします。

エレクトロポレーション(顔面)
トラネキサム酸(TA) 9,900円
ビタミンC(VC) 9,900円
グリシルリシン(GG) 9,900円
プラセンタ 14,300円
ピーリング+エレクトロポレーション(TA) 15,400円
ピーリング+エレクトロポレーション(VC) 15,400円
ピーリング+エレクトロポレーション(GG) 15,400円
ピーリング+エレクトロポレーション(プラセンタ) 18,700円
エレクトロポレーション(背中)
下半分(VC) 13,200円
背中全体(VC) 22,000円
ピーリング+エレクトロポレーション(VC) 19,800円

クリアタッチ

クリアタッチ

フラッシュランプの光と熱エネルギーによる創傷治癒促進作用を利用し、ニキビやニキビ痕の赤みを複数回の治療でダウンタイムなしに改善させることを目的のとした治療です。1回で症状を改善するのではなく、複数回の治療を継続することにより、少しずつ穏やかに肌質が改善していきます。予約は必要ではなく、診療時間内に施術可能です。

設備紹介

BBL

【BBL】

炭酸ガスレーザー

【炭酸ガスレーザー】

エキシマライト

【エキシマライト】

エレクトロポレーション

【エレクトロポレーション】

クリアタッチ

【クリアタッチ】

イオントフォレーシス

【イオントフォレーシス】

HIFUリフティング

【HIFUリフティング】

Qスイッチルビーレーザー

【Qスイッチルビーレーザー】